「1/2PPUDO」というビジネスモデル

おいしいお酒でお腹がポカポカあったまり、それでお腹も活性化。小腹が空いたように感じて、ルミネエストの7階にくる。一風堂のオンリーワンの店がある。
「1/2PPUDO」という店。ニブンノイップウドウと読む、その名の通り二分の一がテーマの店。
まず、基本的なラーメンのサイズが普通の二分の1。しかも二分の1の糖質しかもたない麺も用意されてて、小腹満たしにちょうどいい。
飲んだ後の軽い一杯。昼間にくると子どもたちが一人前そ食べ切れるからって喜び食べてた。
考えてみればそもそも博多のラーメンは「替え玉」することを前提の軽い食べごたえと分量が特徴的なラーメンで、それを極端な形に表現するとこの「二分の1」というコンセプトになったのでしょう。オモシロイ。

ただ、料理を二分の1にしてそれでもおいしく仕上げるというのはむつかしいコト。
麺を茹でる時間もスープとタレの関係性も、すべて一からやり直さなくちゃいけない仕事。
その面倒くさいコトをあえて選ぶコト。
しかもその面倒を、パート、バイトで軽々やり切る仕組みを作りあげること。
一風堂ってスゴいなぁ…、ってしみじみ思う。

白濁させたとんこつスープとズシンと辛い赤味噌を加えて味わう「赤丸」と、鶏白湯ととんこつをあわせたこの店限定のラーメンをそれぞれハーフで。
それに一口餃子を追加して、小腹サイズの夜の〆。

上手です。
旨い以上に上手い料理。
コクがあってけれどスッキリとした旨み、喉越し、脂のコクのバランスが見事なスープ。
もっとおいしいスープの店は沢山ある。けれど誰が飲んでもおいしく感じ、しかもこれ以上おいしくしてしまうと負担に感じる人がでるであろうギリギリのところで味を決める。
おいしくすることではなく、美味しすぎないようにする判断を勇気をもってできる会社…、なんだろうなぁ。繁盛を継続させつつ大きくするにはそういう勇気が必要でみんながもてる勇気ではない。スバラシイ。

麺は糖質二分の一をえらんで食べた。おからを混ぜて仕上げているのか若干ボソボソ。ハリがあって腰もある。小麦粉麺に独特のスベスベ、唇撫でるようななめらかは無いけれど、だから不味いかというとこれがそうじゃない。
むしろラーメンという料理をスープをたのしむ料理だと割り切ってしまえば麺が主張しないからおいしく感じる。途中でパクチーをトッピングしてすりごま入れて胡椒をくわえる。ますますスープがおいしくなって、これはこれでありだなぁ…、ってしみじみ思う。
ちなみにこの店、ここ一軒だけ。商業施設の中だから11時には店が閉まってしまうところがもったいなくてしょうがない。

 

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コメント

  1. comfort

    榊様、いつも楽しい記事をありがとうございます。
    「一風堂」の文字を見て過敏に反応してます。

    最初の店(福岡市天神)が出来た頃は良く通いました。
    本当に美味しかったです。(もちろん今でも!)
    当時、週一でJAZZ喫茶で練習?していたのですが
    一風堂のBGMがJAZZ!、斬新で嬉しかったです。
    (久留米地区でもJAZZのBGMが多いです。)

    当時のラーメン屋は「味で直球勝負、他はゴメン!」の
    ような店が多かったのですが、一風堂は店の外観、内観、
    メニュー構成も含めて総合的に「行きたくなる店」を
    目指した先駆者だと思います。
    一風堂が登場してから、語弊を承知で言えば“綺麗”な
    ラーメン屋が増えました。
    (今では当たり前ですが、、、)

    東京を通り越して世界に羽ばたいた一風堂、
    創業時の心を忘れず末永く続いて欲しいです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      comfortさん
      飲食業が外食産業に向かって変わっていった時代。
      ラーメン店だけは産業化がむつかしいだろう…、と言われていたにもかかわらず、今のように外食産業を代表するような業態に育った、その立役者のひとつが一風堂なのだろうと思います。
      安売りしなくてすむ、専門店の味。
      いつ食べても同じを軽々まもりながらも、化学的な味気なさを感じなくてすむ品質。そしてなにより清潔と心地よさ。
      ずっとガンバってほしいなぁ…、って思いますネ。

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